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精神疾患について知ってみようお話会 開催レポート

6月13日に開催致しました。

 

精神疾患当事者である長濱さんにゲストスピーカーとしてお越し頂きました。

彼女は私の学生時代からの友人で、30年近いお付き合いになります。

 

最初に鬱病を発症してから18年、再発と回復を繰り返し今に至るまでの体験を実感を持って話していただきました。

私はこれまでも長濱さんのことは話を聞いていましたが、改めて知ることも多く、何度聞いても胸に響きます。

苦しい18年を過ごして来られたと思いますが、人生も病気も恨むことなく、自分に課された困難と受け止め、むしろ学びを深めながら前に進んで来られた長濱さんの言葉から、たくさんのことに気付かされました。

後半は参加者の方々にも、お話を聞いて感じたことや質問など、思い思いに話していただきました。

当事者から直接お話を聞いたり、質問をするという機会はなかなかありません。

精神疾患を身近に感じている方もそうでない方も、当事者も様々な人たちが集まって話せたのは有意義だったと思います。

参加者さん皆さんがそれぞれに何かを感じ取ってくださったようでした。

 

とてもアットホームで、深刻な雰囲気はなく、笑いも起こる和やかな会となりました。

長濱さんにとっては、過去から今までの体験を改めて振り返り、自身を掘り下げるという苦しい作業をして下さったと思います。また精神疾患患者であることを公表することも勇気がいる事だったと思います。

ご自身の体験を話すことで、メンタルの不調の予防や不調を抱える人のサポートに役立てたいと考えておられます。

 

この小さな会が、人々の理解が広がり社会が変わっていく働きの一つに繋がっていけば嬉しく思います。

 

~最後に、長濱さんからメッセージ~

「日頃あまり話題に出てこない話を、和やかな雰囲気の中、オープンにお話しさせていただけてとても嬉しかったです。

今回は私の鬱症状を中心にお話させていただきましたが、病気には色々な症状があって、一見して重篤な方、見た目にはあまりわからない方、それぞれに困難を抱えながら一生懸命生きている人だということに目を向け耳を傾けて頂けると嬉しく思います。

この場を持たせていただき、本当にありがとうございました。」