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座間味通信 11月号

「マリリンに逢いたい」

~座間味村の島を巡る物語~

 

1988年公開の日本映画

「マリリンに逢いたい」🐶

 

遠い昔に見た覚えがある方も多いのではないでしょうか?

 

恋人同士の二匹の犬と、

彼らをとりまく人々の心温まる物語は、

座間味村で実際にあったことをもとに作られました。

 

東京から故郷の阿嘉島で民宿を開こうと戻ってきたご主人と犬のシロ。

座間味島に連れられて出会った雌犬のマリリンをすっかり好きになったシロは

阿嘉島から座間味島まで3キロの海を

何度も何度も泳いで渡ってマリリンに逢いにいきます。

 

毎秒3メートル以上の

速い潮流もある座間味島へ渡るために

潮の流れが止まる“潮止まり”の時間を

狙っていたことには

ご主人もとても驚いたといいます。

 

一途なシロの雄姿は阿嘉港に

銅像となって残っており

その見つめる先、座間味島には

マリリンの銅像が立っています。

 

座間味村には大小20余りの島々があり

そのうち座間味島、阿嘉島、慶留間島の3つの島に人が住んでいます。

 

それぞれに表情の違ういくつものビーチや

展望台がある一番大きな座間味島、

 

ほとんどが森林原野に覆われ

手つかずの自然がそのまま残ったのどかな阿嘉島、

 

天然記念物のケラマジカが生息し、

昔ながらの赤レンガ民家が残る

一番小さな慶留間島。

 

シロのように泳いで渡ることはできませんが、

慶良間の美しい海に浮かぶ個性的な島々を巡って

サイクリングやウォーキング、

集落散策を楽しむのも

座間味ならではの旅の楽しみになりそうですね。

 

写真

1・2枚目 座間味島のマリリン像

3枚目   阿嘉島のシロ像

4枚目   阿嘉島より慶留間島を臨む

5枚目   阿嘉島と慶留間島を繋ぐ橋