ナマステ

先日、トベセイイチロウ先生のTOBEYOGAワークショップを受けてきました。

ポーズのアライメントを深く丁寧に教えてくださるクラスでしたが、ポーズだけでない素敵なお話もしてくださったので、シェアさせていただきます。

 

「ナマステ」
この言葉でレッスンは始まりました。
みなさんご存知のインドなどの国で使われるあいさつの言葉です。
おはよう、こんにちは、さようならなど多くの意味で使われますが、この言葉の意味の語源をご存知ですか?

「ナマステ」のテはあなた、
ナマスは、帰依する・敬う・委ねるのような意味があります。

 

つまり、
あなたに帰依します。
あなたを敬います。
あなたに委ねます。
という意味になります。

 

そして、あなたとは目の前の人のみならず、
目の前の物や事、対峙するあらゆる物を指します。
自分に起こる出来事全てです。
それは、嬉しい事、楽しい事よりもむしろ苦しい事、辛い事が起こった時により大切な感覚です。
受け入れがたい出来事に対して、反発することなく、恨むことなく、ただ委ねる。
今の自分に与えられた試練としてただ委ね受け入れる。
そうすることで、余計な苦しみを生まず、シンプルに生きることができるのです。

そう教えて下さいました。

そもそも、現在の日本は恵まれた環境であるため、生きることに対して権利を主張しがちだが、日本よりも過酷な環境にあるインドでは、生きることは恩恵であると受け止めているとのこと。どんな環境に生まれようと過酷であろうと、今生きていることは恩恵である、と受け入れて生きているそうです。