5月半ばに義父が亡くなりました。
亡くなる数日前までいつも通り元気に過ごしていて、とても急なことでした。
病院での付き添い、葬儀、その後の手続き諸々で怒涛の日々が続きました。
義父は商売をしていて、亡くなる時まで現役でしたので、亡くなった後も店を回していかなければなりません。
義母は悲しみにくれています。
私がしっかりしなければいけない、というプレッシャーとやるべきことの多さに心身ともに疲れました。
とにかく呼吸が浅い。
肋骨が広がらない、肺の上の方にしか息が入っていないのがわかります。
いつもストレスを抱えて忙しくしている人はこういうことなんだなぁ、と思いました。
呼吸を深めようとしても深まらないのです。
むしろ息を止めてこの場を乗り切ろうとしている感じです。
そんな状況の中、ヨガのレッスンがありました。
生徒さんと一緒に体を緩め、呼吸を感じていきました。
そうしているうちにだんだんといつもの穏やかな呼吸を取り戻し、自分の中心軸が見つかり、強さや優しさを思い出しました。
Off the mat ヨガの学びを生活に活かす余裕を失くした時は、またOn the mat。
On the mat の別時間・別空間を持つことで、Off the mat の時間が満たされていきます。
嫁や妻、母など様々な立場がありますが、時々そこから離れ、
On the mat のヨギーニ時間も大切に。
ちなみに義父は、新月になる時刻と一分違わず穏やかに息を引き取りました。
新しい時代を私たちに託すかのようです。
眉間にホクロがあった義父の死顔は仏様のようで、穏やかで美しいお顔でした。